2011年12月25日日曜日

Happy Xmas

心からメリークリスマス、そしてハッピーニューイヤー。
来年は何もおそれることのない良い年であるよう願おう。

John Lennon - Lennon Legend #19 "Happy Xmas"

2011年も暮れになった。前半の半年はとても幸せだった、後半の半年はとても寂しかった。

一年前の12月22日が転機だった。その日はとてもげっそりしたけど、安堵と希望に満ちた一日だった。その希望は半年で終ってしまったけど、間違いなく私は誰かに必要とされていた。安心して迎えた大晦日、二人で行った初詣、思えば2011年のはじめが絶頂だった。

二人で式場を巡ったりもした。急いでいたのは彼女のほうだった、急ぐ理由が彼女のほうにはあったのだろう。だけど私はそんなことは些細なことだと思っていた、自分の足元の危うさが私には分かっていなかったのだ。その彼女の懸念は半年後悪い形で表面化した。

私の見えないところで彼女はいっぱい泣いていたのだ。彼女は謝ってばかりだった。
2011年は上手く行っていたようで、上手く行かなかった一年、それが私の感想だ。

私は彼女の笑う顔が好きだった、できれば今も変わらず笑っていてほしい。
2012年は良い一年にしたいな。

2011年11月28日月曜日

Think for Yourself

もう勝手にしろよ、行きたいとこへ行けよ。
もう勝手にしろよ、お前の描く未来の中に俺はいないんだから。

The Beatles - Rubber Soul #5 "Think for Yourself"

高校の友達の結婚式に行った。式の前夜、その友人夫妻と居酒屋で話をした。見ていてこっちが寂しくなるくらい幸せそうな二人だった。二人の間に遠慮はなさそうだった。私と彼女はどちらも遠慮していた。彼女はそれでいいと言っていたが、思い返すととても歪な関係だった気がする。

ホテルに戻った後、何とも言えない寂しさから、彼女に電話してしまった。電話は取られたが、彼女は私からの電話だと気づかなかった。その瞬間、彼女の中で私が過去の人になったことを悟った。私は言いたいことの全てを飲み込んで「元気そうだね、良かった」とだけ言った。その後、電話は切られてしまった。彼女は私だと気づいたのか、それとも迷惑電話だと思ったのか、そんなことはどうでも良かった。私からの電話だと気づかなかったことが、ただただ悲しくて悔しかった。もう自分を解放してやろう、忘れてしまおう、そう思った。

私は「絶対」とか「永遠」とかいう言葉が好きじゃない。だけどあの日彼女が言ってくれた「どんなことがあっても絶対あなたと式を挙げるから」という言葉を信じていたかった。でもやっぱり絶対なんてなかった。そんな言葉を軽々しく言うのも信じるのも愚か者だ。私には自分を変えてでも欲しかったものがあったが、結局手に入れられなかった。私はどんどん昔の私に戻っている。

他者の悪意を見ながら育った人間と、他者の悪意から守られて育った人間、価値観が違いすぎた。

2011年11月19日土曜日

For me life is like a nest of antlion, I am like an ant.

私にとって人生は蟻地獄のようで、私は蟻のようだ。

登り切れるなんて思っちゃいないけど、だからといって登るのを止めようとは思わない。

2011年10月30日日曜日

Can't Buy Me Love

金なんかじゃ愛は買えないよ、ああ......金なんかじゃ愛は買えないよ。

The Beatles - A Hard Day's Night #7 "Can't Buy Me Love"

金曜の夜に友人と北浜で飲んだ。北浜だったのは、私が中之島公園のラバーダックを見たかったから。夜の川辺に浮く巨大アヒルはどこか不気味だった。もしまだ彼女と別れていなかったら、一緒に見に行っていただろう。


ラバーダックを見た後、飲み屋で自分たちのあまり明るそうにない未来の話をした。私の別れの一番の要因は、私との未来に明るさを感じさせることができなかったからだ。友人は仕事のことで未来について悩んでいるようだった。

お互い行き詰まりや閉塞感を感じているのは共通していた。彼は自分の好きな仕事、やりたい事を見つけたいらしい。私は人生への情熱を失くしてしまっている。

彼は私と何かしてみたい、私なら何かできると期待していると言ってくれた。情熱を失くした生ける屍に期待をかけてくれている。素直に喜ぼう。時間ならたっぷりある、私に何ができるのか見つめていこう。

ではでは。

2011年10月28日金曜日

Piggies

子豚たちが汚物の中を這い回っているのを見たことがあるかい?
子豚たちの生活はますます酷くなる一方だ。
子豚たちはいつだって汚物まみれで遊んでいるのさ。

もっと大きな豚どもが糊でパリパリのシャツを着ているのを見たことがあるかい?
大きな豚どもが汚物を掻き回しているのが見えるだろ。
大きな豚どもはいつだって汚物の中で綺麗なシャツを着て遊ぶのさ。


The Beatles - The Beatles #1-12 "Piggies"

酷い歌詞だが共感できる。この歌詞に出てくる豚みたいな人生は送りたくない。それならまだベーコンにされるほうがましだ。

2011年10月26日水曜日

I've Just Seen a Face

それまでこんなこと思ってもみなかった。
ずっとひとりぼっちで失敗ばかりで、いつも除け者にされていた。
彼女のような人は他にいなかった。


The Beatles - Help! #12 "I've Just Seen a Face"

夢を見た、夢の中で彼女が笑っていた。普段夢なんて見ないのに、私は参ってしまっているのか。もしパラレルワールドがあったら、そこでの彼女は私の隣でずっと笑っていてくれているのかな?目が覚めた後、そんなことを思った。

でもそこは、私が生きている世界じゃない。何で私はこんな夢を見た?意味があるのか?今の私には答えを見つけることはできなさそうだ。いつかその意味が分かるのかな?夢の中の彼女は本当に幸せそうに笑っていた。夢の中だけどあの笑顔は私に向けられていた。

冬の足音が聞こえてきましたね。ではでは。

2011年10月25日火曜日

The Fool on the Hill

来る日も来る日も、ひとりぼっちで丘の上。
滑稽な笑みを浮かべた男はじっとしたまま動かない。
そして誰も彼に近づこうとしない。
みんなただの馬鹿だと思っているんだ。


The Beatles - Magical Mystery Tour #2 "The Fool on the Hill"

不幸だから、弱いからと主張すれば助けてもらえるのか?助けてもらえた人は運が良いだけだろう、その人は極論を言えば不幸でも弱者でもないと思う。そんな誰かが助けてくれる運もひっくるめてその人の才能なり運命なんだと思う。

誰にも助けてもらえない人はどうしたら良いんだ?そういう人は、誰かに期待せず自力で抜け出す努力をするべきだと思う。私は不幸です、だから助けてください。そんな奴は誰も助けないと思う、少なくとも私は助けない。

ただ現状を嘆くだけの人を助ける人は少ないだろう、必死に抜け出そうとしている人を助けたくなる人のほうがまだ多いだろう。そういう姿勢が最後に運になるのかもしれない。嘆く暇があるなら、足掻けよ。私も抜け出すために、いつか助けてもらえるようにがんばるよ。

ではでは。

2011年10月24日月曜日

Revolution

体制を変えてやるとあんたは言う。
そんなことより、俺たちはあんたの頭の中を変えてやりたいね。


The Beatles - 1967-1970 #1-14 "Revolution"

あの日から三ヶ月近く経った。もう大丈夫だと思い込んでいたけど、完全には立ち直れていない。それが今日分かった。どうしようもない喪失感みたいなものが時間をかけて堆積していっている。誰の記憶からも消えてしまいたいと、不意に思うことがある。私は私以外の何かになりたいんだろう。

考える時間がたくさんありすぎる。彼女は散歩が好きだった、休日は二人で歩いてばかりだった。この三ヶ月歩くことは少なくなった、その代わり自分のこと過去・現在・未来のことを考えるようになった。考えているうちに、私は私の人生が好きではないんだろうなと思うようになった。

自分を好きでない、自分の人生を楽しんでない、いつからこんなことになってしまったんだろうか。変えたいね、変わりたいね、ましな人生を送りたいね。

ではでは。

2011年10月2日日曜日

There's a Place

落ち込んだとき、憂鬱なとき、僕には行くところがあるんだ。
そこは僕の心の中。
ひとりでいると、時間がたつのも忘れる。
そこは僕だけの場所。


The Beatles - Please Please Me #13 "There's a Place"

週末に友人から告白があった。「次の春に結婚する。」
とてもめでたいことだ。不思議な話だけど、私がいなければ二人は出会わなかったし結婚することはなかっただろう。一応キューピッドみたいなもんだ。
私に破局が訪れたとき、その友人は怖いと言っていた。なるほど結婚を控えていたのか、私は妙に納得した。

そのことをなぜか彼女に伝えたくなった。思っただけで、伝えてはいない。ぼんやり天井を見つめながら色々思いを巡らせていると、複雑な気分になった。まだ私は引きずっているんだろう。

私のことはもうよそう。結婚する二人には色々不安があるだろうが、大丈夫だと思っている。友人は少し線が細いが、奥さんになる人は芯の強い人だから。まあ、がんばれよ。

ではでは。

2011年9月4日日曜日

I'm a Loser

僕はツイてない男さ、大切な恋人を失った。
僕はツイてない男さ、そうは見えないかもしれないけどね。

ピエロみたいに笑っていても、このマスクの下はしかめっ面さ。

The Beatles - Beatles for Sale #2 "I'm a Loser"

今日は I'm a Loser です。訳してみると自分のことじゃんって感じで笑えます。話は変わって、月曜日に友人の相談に乗りました。悩みの内容はキツイ表現で書くと"職場でのイジメ"についてです。

二十数年生きてきて、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、会社と、何がしかの組織に属してきました。そんな中でイジメを見かけることもあったし、部分的に関わることもありました。
最初に言うと、イジメってのは何かの不満の捌け口なんじゃないかと思います。みんな何かの敗者で勝ちに飢えているから、自分より弱そうな者を叩きたいというのが、ほとんどのイジメの原因なんじゃないかと感じています。

そんなこんなで相談に乗ったわけですが、聞いた内容は確かにイジメでした。それも質の悪い部類の長期的なやつでした。友人は見事に心を蝕まれていて、言葉の端々に「誇れるものが何もない」「みんなから笑われるのが怖い」というようなものが散見してました。

個人的に心の蝕まれ方には大きく分けて三種類あると思っています。
  1. 自分の不甲斐なさへの怒り哀しみ
  2. 他人の評価に対する恐怖
  3. 喪失感
友人は 2. で、他人の評価が気になってしょうがないんだなと感じました。私にも他人の評価が気になってしょうがなかった時期がありました。今はどうでもよくなっています。どうやってどうでもよくなったのか思い出せないけど、今後もたまに話を聞いてやろうと思っています。

とりえあず、職場で自分はどうありたいか?冷静に考えてみろと言っておきました。あと暴力振るわれてるわけじゃないので、他人の言葉に敏感にならず心穏やかに過ごせとも言っておきました。

ではでは。

2011年8月22日月曜日

Free as a Bird

鳥のように自由になりたい。

The Beatles - Anthology 1 #1 "Free as a Bird"

伝えたい言葉はたくさんあったけど、やめた。「元に戻れないし、元に戻る必要もない。」、これが相手からの最後の言葉だった。酷く動揺して、私は支離滅裂だった。会いたがらないのは、決心が鈍るからだと思っていた。

元に戻れなくても、新しい道を探そう、諦めないで、と伝えようと思った。でも伝えたい言葉を綴るうちに、最後の言葉は私のために言ってくれたことに気づいた(そう私は信じた)。いつも私を守りたいと言ってくれた。考えぬいた末もう自分では私を守ることができないという結論になったんだろう。そして、最後に私を守りたい、自由にしたいと思ってくれたのだろう。

私のことなら何でもお見通しだと言ってくれた。縁があればまた会えるだろう。それまで私は自由でいよう。言葉なんかより、よっぽど伝わるだろう。

ではでは。

2011年8月19日金曜日

猫と小鳥

ある夏の日、一匹の猫と一羽の小鳥が出会った。
猫と小鳥は恋に落ちた。

秋になり、猫と小鳥はお互いをもっと好きになった。
猫は小鳥の喜ぶ顔が嬉しかった。

冬になり、猫は小鳥を何度も泣かせた。
小鳥の流した涙は悲しみと喜びの涙だった。

春になり、猫は病になった。
猫は寄り添う小鳥をもう泣かせないと心に誓った。

次の夏、猫と小鳥は旅をした。
猫と小鳥は幸せだった。

旅の後、猫と小鳥に別れが訪れた。
小鳥は泣きながら鳥籠に帰っていった。

猫は泣いた。

2011年8月18日木曜日

X-MEN: FIRST GENERATION

この映画を観たのは二ヶ月くらい前だったかな。当時どこかのブログでビーストとミスティークの関係についての考察があって面白そうだなと思ったのが観に行くきっかけだった気がします。

ミュータントであることが受け入れられないビーストと、ミュータントであることを受け入れると決心するミスティークの淡い恋物語。破局?そもそも恋が実る前に終わった感じでしたが、両者の気持ちのすれ違いみたいなものを自分に重ね合わせたりしました。
私の未来を暗示したような二人の結末でして、運命的なものを感じています。ほんと嫌な事があると思い出すこと思い出すことが何かリンクしてしまって精神的に参ります。

何にしても面白い映画でした。急に思い出したのでだらだらと書いてみました。
ではでは。

2011年8月15日月曜日

Yesterday

ああ悲しみは突然やってきた。
なぜ彼女が去らなければならなかったのか。僕には分からない。
今はただあの日に戻りたい。


The Beatles - Help! #13 "Yesterday"

最近まで Yesterday の歌詞の意味を考えたことはなかった。今の自分ととても重なる、重ねてしまう。
私の場合、彼女が去ってしまった理由は分かってる。ただ私もあの日に戻りたい。

彼女は最初去るのを嫌がった。私は一緒にがんばろうと言った。
彼女はこの世から消えたいと言った。私は消えないでくれとお願いした。
彼女は諦めると言った。私にはどうすることもできなかった。
彼女はもう一度がんばると言った。私はとても嬉しかった。
彼女は友達との時間が楽しいと言った。私は少し寂しくなった。

彼女は会えないと言った。私は彼女を傷つけた。
あの日に戻りたい。

彼女には後悔してないと言った。でも私は今とても後悔している。
彼女の中でどんどん小さくなる私。今はただあの日に戻りたい。


Yesterday は昔から好きだった。ただ意味については考えたことがなかった。
この曲を彼女に送ったことがある。虫の知らせだったのだろうか。
他の曲の中にもいくつか悲しい曲があった。

頭では彼女がなぜ行ってしまったのか分かってる。だけど心はまだ整理できない。
なぜ彼女は去ってしまったのか。

いつかこのストーリーから教訓を学びたい。だけど、今はちょっと無理だ。
ではでは。

2011年8月12日金曜日

I wanna be a storyteller.

ブログをはじめるにあたって、ストーリーテリングに興味があった。語り上手になりたいってことです。どうしたら語り上手になれるか?それをこのブログで追求していきたい。最初の動機はそんだけ。

ストーリーの価値は、“ストーリーを触媒に、自ら考え、自分にとって価値観のある教訓を導き出せる”にある色々経験したり話を聞いたりして、ストーリーを自分の中にいっぱい貯金したいな。そして、濃いストーリーを語れるようになりたいな。

ではでは。