2012年4月29日日曜日

Getting Better

だんだん運が向いてきた。良いぞ、良いぞ、良いぞ。
目に見えてどんどん良くなってるのさ。

The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band #4 "Getting Better"

油断をしてはいけないと思っているが、だんだん良くなっている実感はある。
Getting Better を毎日聴きたい、そんな気分だ。

2012年4月10日火曜日

Paint It Black

自分を見つめてみる、俺の心は真っ黒だ。
赤い扉を、黒く塗りつぶさなければ。
そうすれば俺が消え去って、現実と向きあう必要がなくなる。
この世の全てが真っ黒なら、顔を上げてなんていられないだろう。

The Rolling Stones - Forty Licks #1-17 "Paint It Black"

前を向いて歩むことが辛いと感じる時がある。私は私の心しか知らない、他の人もこんな風に思うことがあるんだろうか。あるとして、そんなものは思春期で決着をつけているものなんだろうか。私はかなり不完全な人間なのかもしれない。

何かに寄りかかって休みたいが、今の私には支えなんてない気がする。私はきっととても寂しい人間なんだろう。

精神の孤独、これが今の私の現実なんだろう。

2012年4月8日日曜日

A Day in the Life

目を覚ました途端、ベットから転げ落ちた。
すぐに櫛で髪をセットして、下に降りて一杯やって、見上げて気がついた、遅刻だ。
慌ててコートをはおり、帽子を鷲掴み、バスに乗り込み、二階に上がって煙草で一息。
誰かが何か言っているけど、僕はもう夢の中...

The Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band #13 "A Day in the Life"

友人の結婚式に出席してきた、良い式だった。二人の幸せな姿に、あの日の自分が重なった。「自分にもこんな未来がありえたんだろうか?ありえたとして、なぜありえなかったんだろう?」そんなことを式中にふと思ったりしていた。

新婦の家族を見て、「ああこんな人たちとなら自分も上手くいったんだろうか?」そんなことも思った。私は本当に良縁を友人にプレゼントしたのだろう。未来は誰にも分からないだろうが、私は彼らの幸福な人生を確信した。

二人がこれから歩む最高の日々を素直に祝福している。

ではでは。

2012年3月21日水曜日

Money

人生でもっとも素晴らしいものに値段はつけられない。
でもそんなものは鳥や蜂のためにでも取っておけばいい。
さぁ、俺に金をくれよ!欲しいのはそれだけさ。

The Beatles - With the Beatles #14 "Money"

株で儲けた先輩がいる、一般的な会社員が一生かけて得るような富を手に入れたらしい。彼は何を思って未だ会社員を続けているのだろうか。多くのものを賭けて彼はその富を手に入れたはずだ。

私は何を賭けられる?そして、そのリターンに何が期待できる?そんなことを療養中に考えた。気が滅入ると急に何もかも嫌になる。そんなときスヌーピーのある言葉を思い出した。

サリー「なんであなたが犬なんかでいられるのかと、時々思うわ」
スヌーピー「配られたカードで勝負するしかないのさ」

例え恵まれていなくても自分にはそのカードしかない。そんなことは分かりきっていることなのに。足が止まりそうになる。

筆は重く、心は薄っぺらい。 自己嫌悪感を抱いている。
これが挫折感か。

2012年3月14日水曜日

Magical Mystery Tour

マジカル・ミステリー・ツアーが君を連れ出したがっている。
君を遠くへ連れて行きたいんだ。

The Beatles - Magical Mystery Tour #1 "Magical Mystery Tour"

病気のときは弱気になる。春は私にとって大敵かもしれない。
久々の高熱くじけそうになる。

2012年3月12日月曜日

The Long and Winding Road

君のもとへと続く、長く曲がりくねった道。
それは決して消えることなく、たびたび現れては...
僕をこの場所へといつも導いてくれる。
僕を君のもとへと導いてくれ。

The Beatles - Let It Be #10 "The Long and Winding Road"

友人の結婚式までもうすぐだ。人生には無数のまさかがあるが、これも一つのまさかだろう。

二人が出会ったのは、先一昨年の年末だった。私が二人を引きあわせたわけだが、この二人が結婚するなんて当時は思いもしなかった。正式に交際をはじめるまでの新郎の悶々とした気持ちを、よく酒の肴にしていたものだ。今となっては良い思い出だ、本当に感慨深い。

さっき新郎に電話をして「今、幸せか?」と尋ねた。照れながら「幸せだ」「ありがとう」と言ってくれた。私は良いまさかを彼にプレゼントできたのだろう。決して消えることのない末永い幸せを彼らに願うよ。

ではでは。

2012年3月2日金曜日

I Me Mine

朝から晩まで、俺が俺が俺が......
俺が俺が俺が俺が......誰も彼も自分のことばかり......

聞こえてくる言葉は、俺が俺が俺が......涙さえも、俺が俺が俺が......
そんな生き様を演じることを、誰一人恐れていない。

誰もが言っている、酒よりも巷にあふれる言葉。
生まれて死ぬまで、俺が俺が俺が......

The Beatles - Let It Be #4 "I Me Mine"

多くの人は自分が正しいと信じているのだろうか。私は"自分が正しい"とは思わない。そして、"他人が正しい"とも思っていない。自分の正当性を主張することに嫌悪感を持っている。誰かと比べて自分が正しいことに何の意味があるんだ。

自分が正しくないかもしれないこと、他人が間違うことに寛容な世の中になってほしい。他人の目に映る自分に囚われる価値観なんかなくなってほしい。他人の目に映る自分を許してやれよ。私にはみんな何かに囚われているように見える。

私の考えることは正しくないかもしれない。でも、私はそう信じている。

2012年2月19日日曜日

Imagine

想像してごらん、天国なんてないって。
やってみなよ、簡単だよ。
地面の下には地獄なんてないし、頭の上には空があるだけ。
想像してごらん、みんなが今日を生きてるって。

John Lennon - Lennon Legend #1 "Imagine"

アルベルト・アインシュタインが言ったという言葉がある。

空想は知識より重要である。知識には限界があるからだ。
しかし空想には限界がない。想像力は世界を包み込む。

私たちは想像の世界の中では無敵になれる。想像の世界に限界や劣等感を持ち込んでも良いことはない。それはやがて被害妄想になるだろう。

話は変わる。彼女のことを語るのはしばらく止めるつもりだ。もう語ることはないかもしれないし、明日語り始めるかもしれない。止めるにあたってどうしても書き留めておきたいことがある。

「あなたは私にとっての太陽だから」

彼女の言葉だ。半年前までの彼女にとって私は太陽だったらしい、今は違うだろうが。

私自身は私のことを太陽だと思ったことは一度もない。そもそも私は私ですらない気がしている。なのに彼女にとって私は太陽だった。私ですらない者が一時でも誰かの太陽になっていたのだ。今でも不思議に思っている。

私は私の力を超えない範囲でなら、誰かの望む何かになれるのかもしれない。でもそれは少し悲しいことのなのかもしれない。私は私の望む私にずっとなれないのかもしれない。

幸いなことに、今の私は誰かの望む何かではない。だから、想像しつづけようと思う。私の望む私とはどんな私なのか。限界や劣等感を持ち込まず、想像しつづけようと思う。そのために語ることを止める。

ではでは。

2012年2月14日火曜日

My Sweet Lord

我が主よ、あなたのことをもっと知りたいのです(ハレルヤ)
あなたとともに行きたいのです(ハレルヤ)
あなたに全てを捧げたいと思っているのです、我が主よ(アアア)

George Harrison - All Things Must Pass #1-2 "My Sweet Lord"

あれから半年が経った。完全に吹っ切れたわけではないが、ほとんど支障はない。

去年の今頃、彼女はチョコレートの代わりにパンケーキを作ってくれた。彼女はパンを焼くのが趣味だった、全てを忘れて集中できると言っていた。よく憶えている。

私はおそらく記憶を定着させやすい性分だと思う。定着している記憶はとてもとても甘い。その記憶は私にとって薬であり、猛毒の劇薬だ。あのパンはとてもとても甘く優しかった。

私は幸福感と距離を取って生きてきた人間だ。近づきすぎると反動があると自分に言い聞かせてきた。今回は近づきすぎた、終わりの瞬間が訪れる可能性を考えることを止めてしまっていた。私はノーガードだった、おそろしく鈍く重いパンチを貰って K.O. されたようなものだった。

今の私はパンチドランカーのようなものなのかもしれない。本当の意味で立ち直ることはもうないのかもしれない。

昔のことを思い出す。私は常に観客席で自分の試合を眺めるような人間だったように思う。つまらなそうに試合を見つめる観客だ。ただ今回は観客ではなかった。そして負けた。

勝ちたかったわけじゃない。最初は負ける可能性も考えた。だけど最後の時間、私は負けることなんて微塵も考えていなかった。これは多くの人が陥る罠のようなものなのかもしれない、だが私はそれらをできるだけ避けてきた。今回は避けられなかった、それが良かったのか悪かったのか?今はわからない。きっと私次第なんだろう。

私には尊敬する存在、尊敬できる存在がいない。私の知らぬ、私が未だ出会っていない、我が主がどこかにいるんだろうか?いてほしいものだ。
私は人に絶望しているが、同時に悲しくなるくらい期待もしている。

本当に My Sweet Lord に会いたい。

2012年2月11日土曜日

I Need to Be in Love

I know I need to be in love
I know I’ve wasted too much time
I know I ask perfection of
A quite imperfect world
And fool enough to think that’s
What I’ll find

Carpenters - By Request #3 "I Need to Be in Love"

邦題の青春の輝きのイメージから、もっと幸せそうな歌詞が綴られていると思っていた。

この不完全な世界で完璧な愛を求め、それが見つかると思っていた愚かな私

カレン・カーペンターの声がとにかく美しいのもあいまって、詞の意味を知ると儚さが増す。
生前のカレンはこの歌が一番好きだったそうだ。私はあまりカーペンターズを聴いたことがないが、今のところ私もこの曲が一番好きだ。詞の意味を知った後でもだ。

傍らにずっと置いておきたい名曲です。

2012年1月29日日曜日

Devil in Her Heart

彼女が僕を置いて行っちゃうなんて信じられない。
僕を抱きしめて「愛してる」って言ったのに。
彼女が僕を傷つけたり、見捨てたりするもんか。
おい、わからないのか?

The Beatles - With the Beatles #12 "Devil in Her Heart"

人間の心の中には悪魔がいる、私はそう信じている。
そしておそらくその悪魔との付き合い方は誰からも学ぶことはできない。

人間の心の中には悪魔がいる、おそらく彼女の中にもいた。
そして彼女は自分以外の悪魔とも勇敢に戦ってくれたのだろう。

人間の心の中には悪魔がいる、おそらく私の中にもいる。
だけど私の心の中の悪魔はあの日からずっと泣いている。

Don't cry devil in my heart.

2012年1月3日火曜日

Here Comes the Sun

ほらお日様が、お日様がやってくるよ。もう大丈夫だ。
可愛い君、長くて冷たい孤独な冬だったね。ずっと長い間じっと堪えていたような気がするよ。
ほらお日様が、お日様がやってくるよ。もう大丈夫だ。

 The Beatles - Abbey Road #7 "Here Comes the Sun"

昨日初詣に行ってきた、去年二人で行った神社だ。私と彼女の幸せを願ってきた。
初詣の後、一人きりで街中を歩いていた。市街地から少し離れていたせいか、世界に私独りきりなんじゃないかと思うぐらい閑散としていた。まるでアイ・アム・レジェンドの気分だった。

去年の初詣、彼女は何を願っていたんだろうか。まだ365日しか経ってないのに、何だかとても昔のような気がした。たぶん私は彼女のことを忘れることはできないんだろう。会いたいな。

散歩の目的はデパートの初売りセールに向かうためだったけど、人の多さにげんなりしてデパートには寄らなかった。世界に独りきりなんじゃないかと散歩中は思っていたのに、たくさんの人がいて現実に引き戻されたからだ。人がたくさんいても、その人たちは私には無関心だし、私も無関心だ。早く冬が終われば良いのにな。

この間友人たちに自分のことを吐露した。私が「人間も捨てたもんじゃないと思えるような人に出会いたい」と言ったら、ある友人が「今集まってるこの瞬間に捨てたんもんじゃないと思われていないことが悲しい」と言った。私は私自身を根底から壊してくれる人に出会ってみたい。いつか友人を失くしそうだ。

初詣からの帰宅後、昔の写真を眺めていた。最高の笑顔だった。また誰かをこんな笑顔にさせることができたら良いな。

私のお日様はまだやってきそうにない。あけましておめでとうございます。