2012年2月19日日曜日

Imagine

想像してごらん、天国なんてないって。
やってみなよ、簡単だよ。
地面の下には地獄なんてないし、頭の上には空があるだけ。
想像してごらん、みんなが今日を生きてるって。

John Lennon - Lennon Legend #1 "Imagine"

アルベルト・アインシュタインが言ったという言葉がある。

空想は知識より重要である。知識には限界があるからだ。
しかし空想には限界がない。想像力は世界を包み込む。

私たちは想像の世界の中では無敵になれる。想像の世界に限界や劣等感を持ち込んでも良いことはない。それはやがて被害妄想になるだろう。

話は変わる。彼女のことを語るのはしばらく止めるつもりだ。もう語ることはないかもしれないし、明日語り始めるかもしれない。止めるにあたってどうしても書き留めておきたいことがある。

「あなたは私にとっての太陽だから」

彼女の言葉だ。半年前までの彼女にとって私は太陽だったらしい、今は違うだろうが。

私自身は私のことを太陽だと思ったことは一度もない。そもそも私は私ですらない気がしている。なのに彼女にとって私は太陽だった。私ですらない者が一時でも誰かの太陽になっていたのだ。今でも不思議に思っている。

私は私の力を超えない範囲でなら、誰かの望む何かになれるのかもしれない。でもそれは少し悲しいことのなのかもしれない。私は私の望む私にずっとなれないのかもしれない。

幸いなことに、今の私は誰かの望む何かではない。だから、想像しつづけようと思う。私の望む私とはどんな私なのか。限界や劣等感を持ち込まず、想像しつづけようと思う。そのために語ることを止める。

ではでは。

2012年2月14日火曜日

My Sweet Lord

我が主よ、あなたのことをもっと知りたいのです(ハレルヤ)
あなたとともに行きたいのです(ハレルヤ)
あなたに全てを捧げたいと思っているのです、我が主よ(アアア)

George Harrison - All Things Must Pass #1-2 "My Sweet Lord"

あれから半年が経った。完全に吹っ切れたわけではないが、ほとんど支障はない。

去年の今頃、彼女はチョコレートの代わりにパンケーキを作ってくれた。彼女はパンを焼くのが趣味だった、全てを忘れて集中できると言っていた。よく憶えている。

私はおそらく記憶を定着させやすい性分だと思う。定着している記憶はとてもとても甘い。その記憶は私にとって薬であり、猛毒の劇薬だ。あのパンはとてもとても甘く優しかった。

私は幸福感と距離を取って生きてきた人間だ。近づきすぎると反動があると自分に言い聞かせてきた。今回は近づきすぎた、終わりの瞬間が訪れる可能性を考えることを止めてしまっていた。私はノーガードだった、おそろしく鈍く重いパンチを貰って K.O. されたようなものだった。

今の私はパンチドランカーのようなものなのかもしれない。本当の意味で立ち直ることはもうないのかもしれない。

昔のことを思い出す。私は常に観客席で自分の試合を眺めるような人間だったように思う。つまらなそうに試合を見つめる観客だ。ただ今回は観客ではなかった。そして負けた。

勝ちたかったわけじゃない。最初は負ける可能性も考えた。だけど最後の時間、私は負けることなんて微塵も考えていなかった。これは多くの人が陥る罠のようなものなのかもしれない、だが私はそれらをできるだけ避けてきた。今回は避けられなかった、それが良かったのか悪かったのか?今はわからない。きっと私次第なんだろう。

私には尊敬する存在、尊敬できる存在がいない。私の知らぬ、私が未だ出会っていない、我が主がどこかにいるんだろうか?いてほしいものだ。
私は人に絶望しているが、同時に悲しくなるくらい期待もしている。

本当に My Sweet Lord に会いたい。

2012年2月11日土曜日

I Need to Be in Love

I know I need to be in love
I know I’ve wasted too much time
I know I ask perfection of
A quite imperfect world
And fool enough to think that’s
What I’ll find

Carpenters - By Request #3 "I Need to Be in Love"

邦題の青春の輝きのイメージから、もっと幸せそうな歌詞が綴られていると思っていた。

この不完全な世界で完璧な愛を求め、それが見つかると思っていた愚かな私

カレン・カーペンターの声がとにかく美しいのもあいまって、詞の意味を知ると儚さが増す。
生前のカレンはこの歌が一番好きだったそうだ。私はあまりカーペンターズを聴いたことがないが、今のところ私もこの曲が一番好きだ。詞の意味を知った後でもだ。

傍らにずっと置いておきたい名曲です。