ほらお日様が、お日様がやってくるよ。もう大丈夫だ。
可愛い君、長くて冷たい孤独な冬だったね。ずっと長い間じっと堪えていたような気がするよ。
ほらお日様が、お日様がやってくるよ。もう大丈夫だ。
The Beatles - Abbey Road #7 "Here Comes the Sun"
昨日初詣に行ってきた、去年二人で行った神社だ。私と彼女の幸せを願ってきた。
初詣の後、一人きりで街中を歩いていた。市街地から少し離れていたせいか、世界に私独りきりなんじゃないかと思うぐらい閑散としていた。まるでアイ・アム・レジェンドの気分だった。
去年の初詣、彼女は何を願っていたんだろうか。まだ365日しか経ってないのに、何だかとても昔のような気がした。たぶん私は彼女のことを忘れることはできないんだろう。会いたいな。
散歩の目的はデパートの初売りセールに向かうためだったけど、人の多さにげんなりしてデパートには寄らなかった。世界に独りきりなんじゃないかと散歩中は思っていたのに、たくさんの人がいて現実に引き戻されたからだ。人がたくさんいても、その人たちは私には無関心だし、私も無関心だ。早く冬が終われば良いのにな。
この間友人たちに自分のことを吐露した。私が「人間も捨てたもんじゃないと思えるような人に出会いたい」と言ったら、ある友人が「今集まってるこの瞬間に捨てたんもんじゃないと思われていないことが悲しい」と言った。私は私自身を根底から壊してくれる人に出会ってみたい。いつか友人を失くしそうだ。
初詣からの帰宅後、昔の写真を眺めていた。最高の笑顔だった。また誰かをこんな笑顔にさせることができたら良いな。
私のお日様はまだやってきそうにない。あけましておめでとうございます。